バセドウ病体験記vol.02 首の腫れ

今回のテーマは「首の腫れ」です。

まずはじめに甲状腺の基本的な説明のあと、私が経験した首の腫れと、番外編として母の話もお伝えしたいと思います。

甲状腺とは

バセドウ病は甲状腺の病気ですが、そもそも甲状腺とはどのような臓器なのでしょうか。

甲状腺疾患専門の伊藤病院のホームページに分かりやすい記載があるので見てみましょう。

甲状腺は首の前方でのどぼとけのすぐ下にあり、ちょうど蝶が羽をひろげたような形で気管を抱き込むようについています。大きさは、縦が4cmほど、重さが20g以下です。薄く柔らかい臓器であり、はれがなければ首を触ってもわかりませんが、少しはれると手で触れるようになります。さらに大きくなると首を見ただけではれがわかるようになります。

出典:甲状腺の役割(伊藤病院HP)

伊藤病院のホームページでは、橋本病などバセドウ病以外の甲状腺疾患についても分かりやすい解説を載せてくださっています。ぜひご参考になさってください。

伊藤病院「甲状腺の病気について」
http://www.ito-hospital.jp/02_thyroid_disease/02_1thyroid_diseases.html

さて話は戻りますが、甲状腺は首にある蝶のような形の臓器です。私が描いているぽみのリボンも、甲状腺の形をもとにしています。

病院では超音波検査などで大きさや形を確認することができます。バセドウ病では、この甲状腺が腫れることがあり、腫れの程度は人によってさまざまです。

私の首の腫れ

私の場合、発症時はほぼ首の腫れがありませんでした。エコー検査でも特に何も言われなかったため、重さも通常程度だったと思われます。

ところが2度目の再発時、アイソトープを控えてエコー検査をしたところ、40g程まで大きくなっていることがわかりました。正常な大きさは20g以下とされていますので、約2倍ということになります。

定期的にエコー検査は受けていましたし、主治医も「甲状腺が腫れている」と驚いていたので、2度目の再発時に突然腫れが発生したようです。

私の場合は、首の腫れ以外にも発症時と再発時では症状が異なります。そして、再発を繰り返すほど症状が重くなるように感じています。

首の腫れている感覚とは

それでは、首が腫れているとは具体的にどのような感覚でしょうか。

私の場合、痛みはありませんでしたが違和感はあって、触るとふっくらしている、下を向くと二十顎になるような感覚がありました。最初は太ったのかなと思っていたのですが、首が腫れているのだと分かって納得しました。

私のバセドウ病は重度では無かったので首の腫れもこの程度でしたが、重度の方は通常の10倍ほどの重さにまで腫れてしまうこともあります。

検査方法

私の通っている病院では、エコー検査(超音波検査)で首の腫れを調べます。この検査では、甲状腺の大きさ、腫瘍の有無などを調べることができます。

検査は歯医者さんのような後ろに倒れる椅子に座って、ゼリーを首にたっぷりと塗り、エコー検査をします。妊婦さんのエコー検査の首バージョンを想像頂くのが良いかもしれません。

基本的に痛みなどがある検査ではありません。ぼんやりしてれば5分程度で終わります。終わった後はゼリーを拭いて終了です。ゼリーはべたべたするので、拭きとる時にちょっとした不快感はあるかもしれませんが、決して怖い検査ではありません

検査は首の前面だけですが、タートルネックなど着てしまうと少し面倒かもしれません。私は着ていったことがないのですが、脱ぐことになるのかなと思います。なるべく首のあいている服装が良いと思います。ネックレス類は事前に外しておくと良いですね。

番外編:母と甲状腺の腫瘍

ご参考までに、私の母の話もお伝えします。

母は薬を飲むほどではありませんが甲状腺の数値があまり良くなく、私と同じ甲状腺の専門病院で定期的に検査を行っています。そして、甲状腺に良性の腫瘍があります。

腫瘍の存在が判明したのは触診でした。なんと大きさ5mmほどの小さな腫瘍で「やっぱり専門医の見立てはすごいわね」と感心していました。しかし触診では、それが悪性なのか良性なのか分かりません。母の主治医からは、硬さと大きさが重要で、今回は少し硬いので検査をすると説明を受けたそうです。

もし悪性ならがんセンターに行かなければならないという不安の中、母が受けたのは下記の検査です。

エコー下穿刺吸引細胞診検査(細胞診検査)

甲状腺のしこりに細い針を刺して細胞を取り、顕微鏡でその性質を判断します。使用する針は採血などに使われるのと同じ細さです。

出典:甲状腺腫瘍(伊藤病院HP)

私は母がこのような検査をしたことを知らなかったのですが、首に細い針を刺すのだそうです。

母の前に検査を受けた男性が死にそうな顔で出てきたので「そんなに怖い検査なのか」と初めは怯えたそうなのですが、痛みはほとんどなかったとのことでした。担当の方も「すぐ終わりますよ」と言ってくださり、とても丁寧だったそうです。

私は実際に針を見ていないのですが、もしかしたら男性は長い針を首に刺すということ自体に恐怖を感じてしまったのかもしれませんね。母は「女性はみんな平気な顔で出てくるのよ。女性の方が肝がすわっているのかしら」と笑っていました。

はじめにも書いたように検査結果は良性のため、経過観察でそのまま放置ということでひと段落しました。結果を聞いたときの父のほっとした顔が今でも忘れられないそうです。

今回は番外編として母の話もお伝えいたしました。「首の腫れ」について、いかがでしたでしょうか。
参考になれば幸いです。

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