バセドウ病体験記vol.07 自律神経失調症と機能性低血糖症

今回のテーマは「自律神経失調症と機能性低血糖症」です。

バセドウ病になってから、自律神経失調症と機能性低血糖症を発症しました。なお、発症当時は強いストレスを受けていたこともあり、各病気を発症した原因がバセドウ病であると断定はできないという事を前提とさせて頂きます。

ですが、実感として、バセドウ病は心と体のコントロール機能の乱れに関連しているように思います。

何よりバセドウ病発症以降、心と体のコントロール機能が崩れてしまったこと、数値が安定しても体調不良が続くこと、このふたつが私にとって非常に辛くて苦しいことでしたので、ひとつの体験談としてお伝えできればと思います。

自律神経失調症

自律神経の不調が悪化したのは社会人になってからでした。様々な症状が出て、病院で検査をしても何も異常が無いということが続きました。

自律神経の不調の原因は4種類あるといわれていますが、私は生まれつき自律神経が乱れやすい体質の「本態性型自律神経失調症」に該当するのではないかと思っています。

幼少期は自家中毒になり、子供の頃から体調が不安定な日々を送っていました。もともと自律神経コントロールが苦手な体質にも関わらず、バセドウ病を発症したり、会社のストレスを受け続けたことで、症状が悪化してしまったように思います。

また、私の場合は自律神経が乱れている時は下記のような拒否反応が出やすくなります。

カフェイン、チョコ、お酒:血の気が引く、動悸、吐き気

テレビ、スマートフォン:情報を取り入れることで調子が悪化

特に、交感神経の活動を高めるカフェインは体調が悪くなります。元気な時は1日に何杯もコーヒーを飲むほどのコーヒー好きでしたが、今では外出先でも避けるようにしています。体調が良くないときは緑茶でも症状が出てしまうので、ノンカフェインのお茶、ルイボスティー、カフェインレスコーヒーを中心に飲んでいます。

自律神経の不調を感じやすい時は、日々の生活にカフェインが潜んでいないかチェックすることをおすすめします。

機能性低血糖症

機能性低血糖症は、血糖値のコントロールが上手くできなくなってしまう病気です。もしかしたらあまり聞きなれない病名かもしれません。私が受診した「ひめのともみクリニック」では下記のような症状の説明がされています。

機能性低血糖症では次のような症状が多く見られます。

手が震える・呼吸が苦しい・胸がドキドキする。時々視界がぼやけたり目がチカチカしたりする。記憶力・思考力が低下する。甘いものが食べたくてしょうがない。朝、頭がぼーっとして起きられない。気分にむらがある。

出典:機能性低血糖症とは(ひめのともみクリニックHP)

クリニックのホームページには機能性低血糖症に関する検査方法も書いてありますので、ぜひご参考ください。保険適用外の検査も多くお金がかかってしまいましたが、私は検査できて良かったと思っています。

最近では血糖値のコントロールと精神疾患の関連性が指摘されることも多いので、心の不調を感じている方は低糖質な食事や血糖値の急上昇を抑えるような食事方法を取り入れると良いかもしれません。

ですが、食事をあまり気にしすぎてしまうと全く楽しめなくなり、追い詰められてしまうこともあります。私の場合は糖質制限やFODMAPなどの食事療法を取り入れようと真剣になりすぎてしまい、うつ状態が悪化しました

何らかの疾患で食事療法を余儀なくされている場合を除いて、できる範囲で少しずつやってみる、いつもより少し意識してみる、といったところから始められることをおすすめいたします。

なお、亢進状態では血糖値が高くなる傾向があることも指摘されています。参考までにいくつか引用させて頂きます。

甲状腺ホルモンが高い時には血糖値も高くなる傾向があります。もともと糖尿病の方は、バセドウ病が悪化すると血糖値のコントロールが悪くなることもあります。適切な治療で甲状腺ホルモンのコントロールを行うと本来の状態に改善します。

出典:甲状腺の病気について(伊藤病院HP)

血糖を上げる作用に影響があるホルモンには成長ホルモン、副腎皮質ホルモン(コルチゾール・アルドステロン)、副腎髄質ホルモン(カテコールアミン)、甲状腺ホルモン、グルカゴン、ソマトスタチンなどがあります。これらのホルモンが必要以上にたくさん分泌されると血糖値が上昇します。

出典:ホルモンの病気と糖尿病(糖尿病情報センターHP)

さいごに

内分泌疾患であるバセドウ病は、様々な体のコントロール機能に関係しているように感じています。もし体の不調が長引く際には全てバセドウ病のせいとは思わず、病院でご相談ください

甲状腺疾患を専門としている病院では、バセドウ病に直接関係の無い症状に関しては「関係ありません」と言われてしまうことがあります。何度もそのように言われると傷ついて辛くなるため、私は主治医にバセドウ病以外の事を話さなくなりました。私は症状が多岐に渡ったため色々な病院を受診することになり、時間もお金もかかってしまいました。それもバセドウ病になってから感じた辛さのひとつでした。ですが信頼できる先生との出会いもありましたので、もしご自身でおかしいと感じている症状があるならぜひ別の病院を受診してみてください。

「自律神経失調症と機能性低血糖症」について、いかがでしたでしょうか。

参考になれば幸いです。

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